ゲスト 広島県福山市在住 延暦寺千日回峰行研修講師 定森統和氏
2024/02/02(金)
広島県福山市在住
延暦寺千日回峰行研修講師 定森統和氏
福山市鞆の浦は、万葉集の時代から「潮待ちの港」として、大いに繁栄しました。
景色が非常に美しく、多くの詩が詠まれてきました。坂本龍馬の黒船「いろは丸」と、紀州藩の軍艦「明光丸」が衝突し「いろは丸」が沈没した事件で、談判が行われた地としても有名です。
福山城築城、治水事業、そして綿花栽培など数々の功績を残した福山藩初代藩主水野勝成のお話も伺いました。平和な時代になったからこそ平地に建てられた福山城。表側は非常に美しいが、裏側にはお堀や櫓、真っ黒な鉄板が張り巡らされ防御力が高くなっています。勝成は「鬼」と表されるほど戦が強かった為、それが表されたお城なのだそうです。
福山市は井戸水に塩が混じる地域であった為、稲作ではなく綿花を栽培したとのこと。北前船の運んだニシンカスのおかげで、綿花はよく育ちました。
今ではデニムの生産量が全国の8割を占めるそうです。
